変形性膝関節症2の記事では変形性膝関節症の症状を改善するために行う5つのことをご説明しました。おさらいすると下記となります。
①膝関節とお皿の動きを改善させる
②変形性膝関節症の筋トレの方法
③変形性膝関節症のストレッチの方法
④インソールや装具・杖を使う
⑤動作時に痛みが起こらないよに工夫する
これらを変形性膝関節症の人は行う必要があります。この記事では①膝関節とお皿の関節可動域を改善させる方法についてご説明したいと思います^^一緒に勉強していきましょう!最後までご覧いただけたら嬉しいです。
変形性膝関節症 膝関節とお皿の動きを改善させる方法
変形性膝関節症では関節面がボコボコになっている状態です。そのため、本来なら滑らかに出来る膝の曲げ伸ばしが出来なくなり、「ゴリゴリ」という違和感や感覚を感じることがあります。また、手で触れてみると膝関節がゴリゴリと擦れ合っているいるような感触を感じる場合もあります。これは膝関節面がデコボコになっていることに加えて、膝関節とお皿(正しくは膝蓋骨:しつがいこつ)の動きが悪くなっている可能性を示しています。
膝関節面のデコボコをリハビリで治療することは出来ませんが(これは外科的手術しか治療方法がありません)、膝関節とお皿の動きを改善することはリハビリで可能です。そして、膝関節とお皿の動きを改善させることは、痛みの軽減に大変効果があります。また、理学療法士が変形性膝関節症のリハビリを実施する上で絶対に欠かすことのできない必須項目です。しかし、正しい知識を持って行わなければ、逆効果となり痛みの悪化を招きかねません。自己流で行うのではなく、解剖学的・運動学的知識を持って正しく行いましょう。では、具体的な方法をご説明したいと思います。
膝のどの部分を動かせばいいの?
膝関節には①膝蓋上包、②膝蓋下脂肪体、③内側・外側膝蓋支帯と呼ばれる部分があります。この①~③を動かすことで、膝関節の中にある潤滑油(滑りを良くするオイル)を膝関節内にいきわたらせ、膝の動きを滑らかにすることが出来ます。では、場所と動かし方をご説明します。
①膝蓋上包の場所と動かし方
膝蓋上包とは下記赤丸に存在しています。具体的には表層の筋肉(大腿四頭筋)の奥側に存在しています。ここには膝の曲げ伸ばしの潤滑剤の役割を果たしていて、膝蓋上包がカチカチに硬くなると膝関節の曲げ伸ばし(特に膝の曲げる方向)への運動を阻害します。

赤〇の部分をゆっくりと揉みこんでいきます。具体的には指を押し当ててゆっくり時間をかけて下に押し下げ、その押し下げた状態からゆっくり円を描くように揉んでいきます。また、人差し指と親指をつかってつまむようにしてて関節上方包を動かしてください。
ポイントは太ももの骨にくっついている膝蓋上包を太ももの骨からはがして動かしていくようなイメージです。ここでの注意点として、表面を素早く揉まないようにしてください。これでは表面の皮膚と筋肉が動いているだけで、膝蓋上包は動かせていません。また、痛みがあるときは中止してください。痛みを我慢してグイグイするものではありませんので、痛みがある場合は専門家の診察を受けるようにしましょう。
②膝蓋下脂肪体の場所と動かし方
③内側・外側膝蓋支帯の場所と動かし方
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誰しも膝関節の中には潤滑油が存在ししていますので、その潤滑油を最大限に利用しながら、痛みが出現しないように膝関節、お皿を動かしていきます。動かしやすくなった膝関節では、際など今までは痛みを感じていた立ち上がりや歩行の動作で痛みを軽減することが期待できます。
具体的には膝関節を正しい方向でに動かすこと、膝蓋上包・膝蓋下脂肪体・内側膝蓋支帯・外側膝蓋支帯という部分を揉みほぐし、お皿の動きを改善させていくことが必要です。膝関節とお皿の動きが改善されれば、関節の動きの悪さから発生していた痛みが軽減されていきます。変形性膝関節症の治療においては絶対に必要な内容です。(次の記事で詳しい方法をご説明します)


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