朝、腰痛が悪化する原因は寝方
あなたは普段どのような寝方をしていますか?
今、当記事をご覧になって下さっている腰痛持ちの人で「朝起きると腰が痛い」という経験がある人も多いと思います。それは「腰に悪い寝方」が原因です。寝方次第でも腰痛は悪化していまうのです。たかが寝方されど寝方です。腰痛の人は自分に合った寝方が一緒にみていきましょう^^
あなたは寝返りができていますか?
人間は寝ているときに知らず知らずのうちに何度も寝返りをうっています。あなたは寝ているときに自然と寝返りができていますか?
自然に寝返りができないと、寝ている間ずっと同じ体勢をとっていることになります。そうなると筋肉や関節が動いていない状態なので、同じ場所に負担が蓄積されて朝起きたときに腰痛が現れます。また、筋肉や関節を動かさないということは血流もよくないので疲労の回復が進んでいきません。では、寝返りをしやすくするにはどうすればいいのでしょうか。
寝返りしやすい環境を整えよう
寝返りをするためには環境と整えてあげることが必要です。毛布の端が丸まっていたり、折れて重なっていると、その方向への寝返りがしにくくなりますので、毛布や布団がきれいに敷いてある状態で寝るようにしましょう。また、布団・ベッドの周りに不必要なものを置かないようにしましょう。それが寝返りを妨げる原因となります。
腰にタオルコルセットを巻こう
寝返りをしやすくする方法として腰にタオルコルセットを巻くという方法があります。
方法はとっても簡単です^^
1、バスタオルを縦に2つに折りにします。
2、腰を覆うようにきつく巻き付けます。
3、ずれないように端をガムテープで留めます。
これだけでタオルコルセットの出来上がりです。とっても簡単です!
タオルコルセットを巻くと腰が丸太のようになるので、腰痛持ちの人でも簡単に寝返りが出来るようになります。また、タオルコルセットを巻いていることで適度に腰が支えられるので安定感があり、寝やすくなります。
仰向け寝で腰が痛い人はこの運動
腰痛の人で、夜寝るとき布団に横になったとき腰が痛むという経験をしたことがある人は多いと思います。これはずっと立ち姿勢や座り姿勢をとっていた後に、寝ることで急に腰が伸ばされることが原因であることが多く、その場合にはこれからご紹介する3種類の運動をおすすめします。寝る前にしてみましょう^^
①腰ねじり運動
ひざを立て、ひざを左右にゆっくり倒します。
②ひざ曲げ運動
ゆっくり、両ひざを曲げ伸ばしさせます。10回程度行いましょう。ひざの曲げ伸ばしは一見腰と無関係のように見えますが、骨の構造上ひざを曲げ伸ばしすると、骨盤・腰も連動して動きますので、回数を重ねていくと腰が布団に馴染む感じを実感できます。
③骨盤運動
両ひざを立てた状態で、腰を布団に押し付けるように動かします。10回程度行いましょう。
この3種類の運動をすると腰の骨が動きます。そうすると仰向け寝の姿勢に腰が馴染んできますので、腰の痛みが徐々に緩和されてきます。夜、お布団に横になったときに腰に痛みが出る人はぜひこの3種類の腰の運動をしてから就寝してみてください。ぐっと寝やすくなりますよ^^
寝るときにコルセットは外す?つけたまま?
腰痛持ちの人で、日中は腰にコルセットをしている人は多いと思います。
そこで、疑問になってくるのが「寝るときにコルセットは外す?それともつけたまま?」ということだと思います。
答えは「外す」です。
腰痛の人が装着するコルセットは腰に装着することによって、筋肉のかわりをして腰に負担のかかる動作(腰をかがめて重いものを持ち上げるなど)をしたときの腰の負担を減らす役割をしています。寝るときは腰に負担をかける動作はしませんし、コチラ(腰に負担のかかる姿勢)の記事にもありますように、寝ている姿勢は最も腰に負担の少ない姿勢であると言えます。 よって、寝ているときはコルセットは「外す」が正解です。
コルセットをしたまま寝るとどうなるの?
逆にコルセットをしていることで、腰の動きが出にくくなり、寝返り動作を妨げることにもなります。また、コルセットは腰を締め付けるので寝ているときには血行不良を招く恐れがあります。腰痛持ちの人にとって、血行不良は腰の痛みを増悪させる原因になるので、絶対に避けなければいけませんので、寝るときはコルセットを外しましょう。
また、コルセットのかわりになる物が、上で紹介した「タオルコルセット」です。これであれば、寝返りしやすくなりますし、強く締め付けるものではないので腰の血行不良にはなりません。
寝る時間はに日中の疲れを回復させる時間となります。朝起きたときに腰が痛いということは安眠できていないということです。朝起きて腰が痛い人は、ぜひこの方法を実践してみてください。こちらの記事があなたの安眠の手助けになれば幸いです^^