現役!理学療法士が教える30の腰痛改善法

日本人の80%が経験したことがある腰痛。体の専門家である理学療法士からの視点から、その改善方法をお伝えします。


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ストレートネック

治し方⑥ストレートネックの生活習慣の改善

更新日:

 

自分がストレートネックなのかチェックをしていない方はコチラ(ストレートネックチェック)からどうぞ^^

ストレートネック2の記事でストレートネックを治すために行う必要のある5項目を紹介しました。

 

治し方① タオル枕

治し方② 首カーブストレッチ

治し方③ テニスボールストレッチ

治し方④ 首と肩のストレッチ・体操

治し方⑤ 生活習慣の改善

 

今回の記事では⑤生活習慣の改善についてご紹介したいと思います。

 

 

ストレートネックを治すためは生活習慣の改善は必須

ストレートネックになっている人の生活習慣は、ストレートネックになる原因がテンコ盛りです。今のままの生活習慣を続けていたら、せっかくストレートネックを治すためにタオル枕やストレッチ・体操を一生懸命行っているのに、それを止めるとどんどんストレートネックが進行していってしまいます。ストレートネックの人は高確率で生活習慣の中にストレートネックになる原因があります。では、どのように生活習慣を変えていけばいいのか見ていきましょう。

 

 

猫背・スマホ・パソコンの姿勢の改善

ストレートネック1の記事で、ストレートネックになる原因として多いものが、原因①猫背、原因②スマホの使い過ぎ、原因③長時間のパソコン・デスクワーク作業とお伝えしました。この3つに共通することはストレートネックになる姿勢の要素を含んでいるということです。

 

下記のイラストを見てください。スマホを見ているときのあたなの姿勢はどれに近いですか?

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<首にかかる負担の大きさ>

 ・正面を向いた状態:5kg(自分の頭の重さ分)

 ・15度首を曲げる:12kg

 ・30度首を曲げる:18kg

 ・45度首を曲げる:22kg

 ・60度首を曲げる:27kg

 

イラスト内の5人のうち、一番右側の人の姿勢に近ければ近いほど、首にかかる負担は大きく、ストレートネックにつながる原因をもっているということです。

 

ストレートネックは首のカーブが消滅し、首が前に飛び出ている状態です。スマホを見るとき猫背で首が前に飛び出した姿勢で見ていませんか?この姿勢ではカーブは消滅するのでストレートネックはどんどん進行します。そして、首が前に飛び出した姿勢は首への負担が大変大きいので、それに伴い肩こりや首の痛み・頭痛を引き起こします。

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 電車内で見渡してみてください。多くの人がスマホを使っていると思います。その時の姿勢を見てみてください。ほとんどの人は猫背で首が前に飛び出した姿勢でスマホを使っています。

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パソコンの姿勢

パソコンを使っている時も上の写真のような姿勢になっている人は大変多いです。これも、上でご説明した通り、首が前に飛び出しています。更には、椅子に浅く腰をかけている人も多く見られます。そうすると体が後ろへ倒れこむ分、よけいに首が前に飛び出してきます。また、この姿勢は腰にも相当なダメージを与えますので、即刻中止することを強くオススメします。

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猫背姿勢

猫背姿勢の人も首が前に飛び出しています。

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スマホとパソコンをよく使う人で、猫背の人はもうストレートネックの悪化がとまりません・・・。なので一刻も早くこの姿勢を改善しなければなりません。

 

 

ストレートネックにならない正しい姿勢とは?

<スマホの姿勢>

スマホを見るときは下記の写真のように姿勢を正しましょう。首が前に飛び出ないように、頭が肩の真上に位置するように意識します。こうすると首が前に飛び出ていませんので、首のカーブは消滅しませんのでストレートネックにはなりません。首への負担も小さいです。

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もっと良い姿勢は下記の写真のようにスマホを持っている手を少し上にあげた姿勢です。こうするとさらに首への負担は減り、頭も肩の真上に位置しやすくなります。

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<パソコンの姿勢>

パソコン姿勢でも下記の写真のように頭が肩の真上に位置するように意識をしましょう。椅子に深く腰をかけると背筋を伸ばしやすくなるので、頭を肩の真上に保ちやすくなります。

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<猫背>

猫背姿勢についても同様です。頭が肩の真上に位置するように意識をしましょう。

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現代はスマホ社会・パソコン社会です。会社でパソコンを使い、電車の中でスマホを使い、自宅でもテレビを見ながらその合間にスマホを見る。その時の姿勢は自分自身で意識して注意していないと、どんどんストレートネックにつながる姿勢をしています。上記でご説明したように、生活の中での姿勢を少し意識を変えるだけで、ストレートネックは防げるのです。

 

 

ここまでで、ストレートネックを治す方法のご説明は終わりとなります。長い記事でしたが、最後までご覧くださってありがとうございました^^今、当記事をご覧になってくださってる方のストレートネックが少しでも早く良くなることを祈っています。私の理学療法士としての知識と経験が皆様のために少しでもお役に立てたら幸いです。

 

 

         理学療法士  川島幸子

 

 


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