筋・筋膜性腰痛2の記事で筋・筋膜性腰痛をを改善させるために勉強する6項目のご説明をしました。おさらいすると下記となします。
①トリガーポイントとは何?
②トリガーポイントのできやすい場所を知る
③トリガーポイントの治療方法
④トリガーポイントのストレッチ
⑤トリガーポイントのテニスボールマッサージ
⑥トリガーポイントの温熱療法
この6項目を筋・筋膜性腰痛の人は勉強する必要があります。この記事では②トリガーポイントのできやすい場所について勉強していきたいと思います。筋・筋膜性腰痛の治療にはトリガーポイント治療はかかせません。ぜひ、一緒に勉強しましょう^^
筋筋膜性腰痛のトリガーポイントのできやすい場所はどこ?
では、腰痛につながるトリガーポイントは体のどこの筋肉に形成されていることが多いのでしょうか?トリガーポイント治療を行うとき、トリガーポイントがどこに形成されているかわからないと治療のしようがありません。こちらは大変重要な項目です。今回は腰痛がおこる原因となる代表的な筋肉を8つあげました。
自分の腰の痛みとイラストを照らし合わせながらご覧ください。
※ ×印がトリガーポイントの位置
※ 赤色はトリガーポイントを押すと痛みの現れる場所(関連痛も含みます)
①腸腰筋(ちょうようきん)のトリガーポイント
②腸腰肋筋(ちょうようろくきん)のトリガーポイント
③大殿筋(だいでんきん)のトリガーポイント
④中殿筋(ちゅうでんきん)のトリガーポイント
⑤小殿筋(しょうでんきん)のトリガーポイント
※小殿筋にトリガーポイントができた場合、坐骨神経痛と大変良く似た症状が現れます。自分の症状がトリガーポイントなのか坐骨神経痛なのか注意深く観察することが必要です。
⑥ハムストリングのトリガーポイント
⑦梨状筋(りじょうきん)のトリガーポイント
⑧腰方形筋のトリガーポイント
イラストは『Myofascial pain and Dysfunction The Trigger Point Manual』 より引用 させていただきました。
いかがでしたか?あなたの腰の痛みと合致する場所(イラスト内の赤色)はありましたか?あれば、その該当する筋肉にトリガーポイントが発生している可能性があります。
腰痛につながるトリガーポイントができる場所がこれで分かりましたね^^トリガーポイントの場所さえわかれば、私たちはそこに対して治療をすればいいのです!!
また、腰痛がある人の中には同時に坐骨神経痛もある人も多くいるかと思います。その人は⑤小殿筋のトリガーポイントの分布と自分の坐骨神経痛の痛みとしびれの場所が合致したと思います。もしかすると、その痛みとしびれは小殿筋のトリガーポイントからくる症状なのかもしれません。実際、坐骨神経痛だと思っていた(診断された)けど、トリガーポイント治療を行ったら症状が改善したというケースは実に多くみられます。
では、次は自分の体にトリガーポイントができてしまった場合、どのように治療していけばいいのかご説明したいと思います。トリガーポイントの治療は方法さえ知っていれば自分で行うことが出来ます。ぜひ、一緒に勉強しましょう!