筋・筋膜性腰痛2の記事で筋・筋膜性腰痛をを改善させるために勉強する6項目のご説明をしました。おさらいすると下記となします。
①トリガーポイントとは何?
②トリガーポイントのできやすい場所を知る
③トリガーポイントの治療方法
④トリガーポイントのストレッチ
⑤トリガーポイントのテニスボールマッサージ
⑥トリガーポイントの温熱療法
この6項目を筋・筋膜性腰痛の人は勉強する必要があります。この記事では③トリガーポイントの治療方法について勉強していきたいと思います。筋・筋膜性腰痛の治療にはトリガーポイント治療はかかせません。ぜひ、一緒に勉強しましょう^^
筋膜性腰痛 トリガーポイントの治療方法
トリガーポイントの治療方法についてどのようなものがあるのか大きくまとめると下記の5つとなります。
①トリガーポイントができている筋肉のストレッチ
②マッサージ・リラクゼーション
③温熱療法
④トリガーポイント注射・鍼治療
⑤トリガーポイントに対する加圧法
この中で自分で出来るトリガーポイント治療は①~③となります。
④⑤に関しては専門家による施術が必要になるため、自分では出来ません。①~③については自宅で実践できるよう後で詳しくご説明したいと思います^^ここでは④⑤について簡単に説明をさせていただきたいと思います。
トリガーポイント注射・鍼治療
トリガーポイントが出来ている筋肉に対して局所麻酔薬の注射や鍼灸で使用される細くてしなやかな針をトリガーポインとに刺すことで、トリガーポイントから誘発される痛みを緩和させます。トリガーポイント治療をする際は有効な手段であると言われています。
トリガーポイントに対する加圧法
トリガーポイントに対して親指や肘、拳などで平圧法(上から押す)や狭圧法(つまむ)という手技を用いて筋肉を弛緩させることや虚血状態にしてトリガーポイントの治療を行っていきます。圧を加える時間は最低でも30秒~2分程度でそれよりも短いと効果が薄いと言われています。加える圧の強さは100グラム程度から始め、800グラム程度まで強くしていきます。これを段階的に何度か繰り返すことで、痛みの緩和をはかっていく治療法です。熟知した専門家による施術であればしっかりと効果があります。
自分で治療したい
いろんな治療法がありますが、注射治療や鍼治療などは病院や鍼灸院へ通って施術をしてもらう必要があります。当記事をご覧くださっている人の中にはお仕事をされている人もいると思いますし、なかなか何度も病院へ通う時間的余裕がない人もいると思います。やはり、自分自身で治療が出来る方法が最も望まれるものだと思います。
上にあげた5項目中の下記項目は
①トリガーポイントができている筋肉のストレッチ
②マッサージ・リラクゼーション
③温熱療法
自分自身で行うことができます。筋・筋膜性腰痛の症状は大変辛いものです。こちらでしっかりと勉強して頂いて、自己流ではなく、正しい知識と解剖学・運動学に基づいた方法で行っていきましょう!
このようにトリガーポイント治療において様々な手段があります。自分で治療することも、専門家に治療してもらうことも選択肢としてありますので、自分の状態に合わせて選択してみましょう^^
例えば、状態がかなりひどい程度まで進行してしまった場合は、はじめは専門家に治療をお願いして、ある程度症状が治まってきたら、自宅で自分で治療を行うという方法も有効だと思います。これだと、専門家の人が治療している場面を見ているので、自宅で自分で行うときに大変参考になりますし、細かいアドバイスももらえます^^ご自分に合った治療方法の選択をしてみましょう。
では、次の記事でトリガーポイントができている筋肉のストレッチの方法についてご説明したいと思います^^どうぞ、お付き合い下さい。