肩こり解消法1の記事では、肩こりの原因を確認し、肩こりの解消法を下記の6つにまとめました。
肩こり解消法① 首・肩・背中のストレッチ
肩こり解消法② 肩こりに効くの柔軟体操
肩こり解消法③ 首・肩へ負担のかからない正しい姿勢
肩こり解消法④ 正しい枕を使う
肩こり解消法⑤ 温熱療法で血行を良くする
肩こり解消法⑥ 足・腰のストレッチ・柔軟体操
当記事はで肩こり解消法③首・肩へ負担のかからない正しい姿勢についてお話ししたいと思います^^
首・肩へ負担のかかる姿勢とは?
首・肩への負担の蓄積が肩こりを生み出しています。では、その首・肩へ負担をかけている姿勢とはどのような姿勢なのでしょうか?下記のイラストを見てください。これはスマホを見ているときの姿勢です。あたなの姿勢はどれに近いですか?
<首にかかる負担の大きさ>
・正面を向いた状態:5kg(自分の頭の重さ分)
・15度首を曲げる:12kg
・30度首を曲げる:18kg
・45度首を曲げる:22kg
・60度首を曲げる:27kg
イラスト内の5人のうち、一番右側の人の姿勢に近ければ近いほど、首・肩に大きな負担がかかっているということを示しています。一番右側の人の首はストレートネックという状態になっています。このストレートネックこそが首・肩に大きな負担をかける正体です。 ストレートネックの治し方→コチラをご覧ください。
首・肩に負担をかける姿勢の正体は「ストレートネック」
首・肩に大きな負担をかける姿勢はズバリ!「ストレートネック」です。私たちの日常ではストレートネックにつながる姿勢をしていることが大変多いのです。例えば、
①スマホを使うときの姿勢
②パソコンを使うときの姿勢
③猫背姿勢
この例であげた3つの姿勢は全てストレートネックの状態になっていますので、首と肩に大きな負担がかかっています。この大きな負担の積み重ねが首・肩の筋肉をカチカチに硬くし、根深い肩こりを作っているのです。この姿勢を正さないことには、いくら頑張って筋肉をストレッチや柔軟体操を行って肩こりを解消しても、気づくとまた肩がこる・・・。というイタチゴッコです。
ストレートネックのチェック方法
①壁にもたれかかります。
②かかとを壁につけます。
③少し顎を引きます。
この時に、頭が壁にくっついていれば問題ありません。もし、頭が壁から離れていたら、あなたはストレートネックの可能性があります。いかがでしたか?ストレートネックではありませんでしたか?ストレートネックだった人はこちらのストレートネックの治し方をご覧ください。
ストレートネックのチェックでストレートネックでは無かった人も、普段の生活において首が前に飛び出している姿勢をとっていたら首・肩にはかなりの負担がかかっています。では正しい姿勢とはどのような姿勢なのでしょうか?
首・肩へ負担のかからない正しい姿勢とは?
このイラストでもお分かりの通り、首が前に飛び出た姿勢になればなる程、負担は大きくなっていますね。
このイラストの中で、一番負担の少ない人は一番左側の人の姿勢で、これは肩の真上に頭が位置しています。この「肩の真上に頭」こぞが「首・肩に負担のかからない姿勢」です。では具体的な姿勢を確認していきましょう。
<スマホの姿勢>
スマホを見るときは下記の写真のように姿勢を正しましょう。首が前に飛び出ないように、頭が肩の真上に位置するように意識します。こうすると首が前に飛び出ていませんので、首への負担も小さいです。
もっと良い姿勢は下記のの写真のようにスマホを持っている手を少し上にあげた姿勢です。こうするとさらに首への負担は減り、頭も肩の真上に位置しやすくなります。
<パソコンの姿勢>
パソコン姿勢でも上の写真のように頭が肩の真上に位置するように意識をしましょう。椅子に深く腰をかけると背筋を伸ばしやすくなるので、頭を肩の真上に保ちやすくなります。
<猫背>
猫背姿勢についても同様です。頭が肩の真上に位置するように意識をしましょう。
現代はスマホ社会・パソコン社会です。会社でパソコンを使い、電車の中でスマホを使い、自宅でもテレビを見ながらその合間にスマホを見る。その時の姿勢は自分自身で意識して注意していないと、首に大きな負担のかかる姿勢(ストレートネック)をしています。これらは少し意識するだけで改善することが出来ます。
万年、肩こりに悩まされている人、ストレッチや柔軟体操に一生懸命取り組むのに肩こりが解消されない人は姿勢に原因があるのかもしれません。そして、姿勢が悪い人はストレッチや柔軟体操を行っても、その瞬間は肩こりが解消するかもしれませんが、結局はまた肩こりになってしまいます。肩こりでお悩みの人は、ぜひ首・肩に負担のかからない姿勢で過ごすようにしてみてください^^