猫背矯正法1の記事では自分の猫背がどのタイプの猫背なのか確認しましたね。まだ、自分の猫背タイプがわからない人はコチラ(猫背矯正法1 あなたの猫背は何タイプ?)から猫背タイプチェックを行ってみましょう。
3つの猫背タイプに共通して行う必要のある項目は下記の4つになります。骨盤の前傾タイプ・後傾タイプの人は⑤⑥をそれぞれ行っていきます。
①猫背になった背中の矯正
②硬い筋肉のストレッチ
③猫背矯正に必要な筋トレ
④日常生活中で猫背にならない姿勢矯正
⑤「骨盤の前傾タイプ」の人の骨盤体操
⑥「骨盤の後傾タイプ」の人の骨盤体操
この記事では猫背矯正に必要な⑤「骨盤の前傾タイプ」の人の骨盤体操(骨盤の後方へ向けての柔軟性の改善)方法についてご説明していきます。どうぞ、お付き合いください^^
骨盤体操の前に、前傾・後傾タイプのチェックをしよう!
①壁に背中をくっつけてみましょう(頭と足も壁にくっつけます)。
②壁と腰の隙間に手を入れてみましょう。手は入りますか?
このテストで、手が一枚以上入った人が猫背+「骨盤前傾タイプ」です。骨盤が前傾しているということは下記の写真で示すように。骨盤が前方向に向いて傾いているということです。そうなると、本来よりも腰(腰椎)が反った状態(反り腰)になります。(反り腰についての詳しい説明はこちらをご覧ください)
このような+骨盤の前傾タイプの人は今までご紹介した猫背矯正法に加えて、骨盤の後方へ向けての柔軟性の改善も行っていく必要があります。今まで、猫背矯正を行っても時間とともに再び猫背に戻ってしまった人、なかなか思ったような効果が出なかった人はこの骨盤の後方へ向けての柔軟性の改善を行っていなかった可能性があります。骨盤が前傾しているままでは、腰の前弯が強くなるために、その影響から猫背になりやすくなります。よって、骨盤の前傾についてもしっかり矯正をしていかないと猫背は治りません。背中と骨盤はつながっていますので、骨盤の矯正については異常がある場合には必ず行う必要があります。
骨盤の前傾(反り腰)を矯正する柔軟体操
①腰丸め体操
1、寝た姿勢で膝をかかえ、2秒ほどかけてゆっくり膝を胸の方向へ抱え込みます。
背中から腰の筋肉が伸びていることを確認しながら行いましょう。痛みが出ないか確認しながら、5秒間ずつ10回行いましょう。
②腰倒し運動
1、ひざを軽く曲げた状態から、2秒ほどかけてゆっくり腰を曲げていきます。
背中から腰の筋肉が伸びていることを確認しながら行いましょう。痛みが出ないか確認しながら5秒間ずつ10回行いましょう。
③骨盤体操
1、四つ這い姿勢をとります。
2、腰を丸めるように動かします。ポイントは恥骨を前に突き出すように骨盤を動かすことです。このときお腹とお尻に力を入れるようにしましょう。
この恥骨を突き出す動きは反り腰の原因となっている腰の骨のカーブと骨盤の前傾を改善します。お腹とお尻にしっかりと力を入れて骨盤の動きを出していきましょう。痛みが出ないか確認しながら5秒間ずつ10回行いましょう。
以上、3種類の柔軟体操をご紹介しました。この柔軟体操を行うことで反り腰が改善され、反り腰が改善されると、腰の上に位置している背骨にも良い影響が出てきます。何度も繰り返しますが、一見、腰の運動と猫背は無関係のように思うかもしれません。しかし、腰と背骨はつながっていて、腰は背骨の土台となる部分ですから、その土台が歪めば、背骨も自然と歪んできます。自分が「骨盤前傾タイプ」だった人はぜひ、この柔軟体操に取り組んでみましょう^^効果を実感できるはずです。
次は。「骨盤後傾タイプ」の人が行う必要のある骨盤の前方へ向けての柔軟性の改善の方法についてご説明します。次の記事で猫背矯正法の記事は終了となります。ぜひ、ご覧ください^^